第3章 転校生
あれから私は高専でいろいろな事を学んだ。
体術から呪力を使った戦い方など
恵くんと日々切磋琢磨し合っている。
今日は昨日から恵くんが仙台に任務に行っていて暇だ、なのでこの前五条先生に教えて貰ったことをノートにまとめている。
私が今まで見ていたのは呪霊と言う人から生まれる呪いらしい。
それを呪力や、術式を使って払うのが呪術師
呪力を悪い事に使う人を呪詛師
あと上層部がクソだとか色々言っていたなと思いながらノートにまとめていく。
『夏梨の呪力はさ、ありえないくらい膨大なわけ、それでその気になれば色々な技が使えるようになる。その分危険もあるけど、
僕なりに考えたんだよねーなんで呪力がそんなに大きいのか、多分呪われてるね』
「え、呪われるような事はした事がないのですけど、」
『今世じゃないよ、ずっとずっと前それコソ前世よりも前さ、独占欲の塊みたいな呪力が体中支配してる。しかも相当強い呪い』
『大方誰の呪いか、検討は着くけどまだ教えてあげなーい☆』
(この人こういう所あるよね…)
次に私の術式について教えてくれたっけ?
『術式は生まれた時からその人に染み付いているもので、努力でどうこうなる訳じゃない。ある意味呪術師になるための素質みたいなもの。
無くても術師にはなれるけど、術式使えた方が断然強い』
「恵くんも術式使ってますよね?私には使えない?」
『いや、使えるさ、夏梨の術式はオールマイティー想像力を掻き立てればそれこそなんでも出来ちゃう。ある意味使いこなせたら僕より最強になれるかもね☆
ただその分、体への負担が大きいから体力作りと、1回の術式で使う呪力量とかを完璧にしとかないといけないわけ、じゃないと最悪死ぬ笑』
だからこれからバンバンしごいで行くから覚悟しといてね、と言われた。
『それこそ領域展開も夢じゃないよ、夏梨。』
「領域展開ってなんですか?」
『まだ教えない☆』
(は?めっちゃイラッとしたわぁー…この人こういう所あるよね、報連相苦手なんだろうな、いつも遅刻するし、大人として恥ずかしい…)
等と考えていると、顔に出てしまっていたようだ。
『夏梨…、後でマジ説教☆』
ゲッツみたいなポーズで言ってくる。
「何も言ってないんですけど、」
『顔に出てた!』
やり取りを思い出してため息を着く。私の人生最近なんだか賑やかだ、