第7章 犠牲
宿儺「つくづく忌々しい小僧だ。」
宿儺の気配に固まる呪霊。
その呪霊の方にポンポンと手を置く。
呪霊はビクッとした。
「少し待て、今考えている。」
伏黒を追った所で直前に小僧に代わられるのがオチか…となると、奴らが一番困るのは…
呪霊、宿儺VS伏黒達
コレだろうな…振り出しに戻してやる
けけっ
呪霊に右手の指先を治しながら声をかける
「おい、ガキ共を殺しに行くぞ、着いてこい」
しかし、呪霊は拒み、攻撃を仕掛けてきた。
「馬鹿が」
左手で攻撃を鏖殺する。
しまった、こちらの腕も直してしまった。
「散歩は嫌か、まぁ元来呪霊は生まれた場に留まるモノだしな。よいよい。
ここで死ね」
ドゴオン!
呪霊「$€々€<%・・*<・:♪€3×÷×」
呪霊の頭を踏みつけながら宿儺はニヤニヤしていた。
宿儺「ほら頑張れ、頑張れ」
グちゃ!ガコーン!
頭を踏みつけたと同時に足場が落ちる。
呪霊は宿儺の足に掴みかかるが腕ごともぎられてしまう。
「呪霊と言えど、腕は惜しいか?」けけけっ
ゲラゲラゲラゲラ!
宿儺の笑い声が木霊した。