• テキストサイズ

呪術廻戦〜清澄と呪〜

第7章 犠牲


悠仁くんはベルトを切られた手首にキツく巻き付けて手早く止血をした。

すごい判断力だと思う。

虎杖「ここまで近づかれたらもう逃げられねぇ。俺が死んだらお前も死ぬんだろ!協力しろ宿儺!」

すると悠仁くんのほっぺたに口が現れる。

宿儺「断る。お前の中の俺が終わろうと、切り分けた魂はあと18もある。

とは言え、腹立たしい事にこの体の支配者は俺では無い。
代わりたいのなら代わるがよい。

だが、その時は呪霊より先にそこのガキ(伏黒)を殺す。

次に女(釘崎)あれは活きがいい楽しめそうだ。

最後に、そこの紅眼の姫。俺に忠誠を誓わせて番にする。逆らうなら逆らわなくなるまで調教するだけ。安心しろ、殺しはしない。けけっ」

宿儺の言葉に?だらけの夏梨
(忠誠…?調教…?え?え?ん???)

虎杖「そんな事俺がさせねぇよ」

宿儺「だろうな、だが俺にばかり構っているとそれこそ仲間が死ぬぞ」

呪霊が口から空気を飛ばす

フっ!ドゴォオン

地面がエグれた。

伏黒「呪術じゃない。ただ呪力を飛ばしただけだ…」

ケタケタケタと心底楽しそうに笑う呪霊。

虎杖「伏黒!釘崎と夏梨連れてここから逃げろ!3人がここを出るまでコイツは俺が食い止める。外に出たら合図してくれ。
そしたら宿儺に代わる!」

伏黒「出来るわけ無いだろ!特級相手に片腕で!」

夏梨「そ、そうだよ悠仁くんっ」

虎杖「よく見ろって、アイツ楽しんでる。完全に俺達を舐めてるんだ。時間稼ぎくらい何とかなる。」

伏黒、夏梨「ダメだっ――」

虎杖「伏黒!頼むよ…」

何とも言えない儚い微笑みで言われて黙り込む夏梨と伏黒

伏黒「わかった…夏梨行くぞ!」

夏梨「やだ!」

虎杖「何言ってんだ!時間が無い早く逃げてくれ」

伏黒「そうだ、行くぞ」

夏梨「大丈夫!私2級だよ?悠仁くんより階級上なわけ、わかる??私、守られてばかりは嫌、
悠仁くんと残って戦う。

恵くんは野薔薇ちゃんを助けに行ってあげて。お願い。」

決意のこもった目に何を言っても折れないと感じた2人は渋々承諾した

伏黒「お前ら絶対死ぬなよ!」

鵺!っと呼び出して去っていく伏黒を見送った。


/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp