第2章 始まり
次に目を開けた時は愕然とした、目の前に水分を全て吸収されたような、ミイラのようにカラカラにかわいたいじめの主犯格であっただろう物がソコに転がっていた、
「え、な、…ど、し……て」
頭が追い付かない、パニックになってる私の前に15年間見たことない大きさの怪物が現れ大きな目玉を動かしている。ギュルル!キェエエエ!
怪物は私を見つけるとすぐさまこちらに向かってくる、嫌!咄嗟に手をかざすとその怪物が捻れて潰れた。
またもや私は理解ができなかった、しかし、怪物を倒せてしまった事でより目の前のミイラは自分がやったのだと言う現実のみ理解する。
(え、私がやったの?人を殺しちゃった?そ、んな…嘘、)
あ、あ、
ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
『これは派手にやったね〜!とりあえず立てるかい??』
この状況にどう考えても不釣り合いな明るい声が頭上から降ってきた
そこには高身長の男
上下黒の服に身を包み、白とも銀とも取れる髪、さらに何故か目隠しをしている。
男は目の前に立てるかい?と聞きながら手を差し出した
掴もうとした自らの手を引っ込める。
「私に触れないで…」
そう呟く声は異様なほど静かな部屋に響く
『君が触れても僕は死なないよ。大丈夫僕︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎最強だから”』