第5章 合格
何とか面談で合格を貰った。
一度は不合格と言われて焦ったが、晴れて今日から新しい生活がスタートするわけで、
『ここが悠仁の部屋ね、』
「わー、ひれぇー!」
と言いながら早速グラビアの写真を壁に貼る。
そうこうしていると、隣の部屋からお盆の上にコップやら薬やらを持った夏梨と伏黒が出てくる。
「あ、悠仁くん!合格おめでとう!改めてよろしくね!」とにっこり笑う夏梨になんとも言えない感情から心がきゅぅと音がする。
直ぐに夏梨の後ろにいる伏黒から
「げ、隣の部屋かよ、空き部屋いっぱいあるでしょう」
と不満の声が上がる
『賑やかな方が良いと思って』
「授業と任務で十分です」
『かっかしないの恵ちゃん♡夏梨はいいのに悠仁はダメなの?』
「当たり前です」
少し顔を赤らめる伏黒、
「よ!夏梨も伏黒もこれからよろしくな!」
と挨拶を交わす。
話を変えるようにパチンと五条先生が手を叩いた
『今から4人目の1年生を迎えに行きマース!』