第4章 初めての実践任務
〜虎杖悠仁side〜
面談に行くまでの道は先生と女の子が隣を歩いている。
この子は水姫夏梨と言うらしい。
深紅の瞳はまるでルビーのようだし、黒髪サラサラ、着る人を選びそうな制服も着こなして、まるでビスクドールだなと思った。
でも自己紹介の時に俺の手を握って、
「悠仁くん!これからよろしくね!」
と微笑まれた時に、あ、ビスクドールなんてものじゃない。女神だ、それが天使
と真剣に思った。
俺の中の呪いも夏梨を自分のものにしようとしていたなと思い出して、絶対阻止しなきゃと心に誓う。
俺も早く面接合格して、夏梨と伏黒と同じ学校に通うんだ!
と意気込んで用事があるという夏梨に手を振る、
さぁ今から面談だ、頑張るぞ!