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呪術廻戦〜清澄と呪〜

第4章 初めての実践任務


五条先生と一緒に学校に着くと、屋上に吹っ飛んでいく恵くんが見えた。

「五条先生!恵くんが!」

『おぉー派手にやってるねぇー
夏梨、先に恵のところに行ってあげて、僕あとから登場するからさ、』

「え、私より五条先生のがいいのでは、」

『ばっかだなー夏梨!ヒーローは遅れて来るからかっこいいんじゃん?それに恵も夏梨が行く方が嬉しいと思うだよねー』

(この人は本当に教師か?と思う。恵くんがピンチなのに!それに多分私恵くんに苦手意識持たれてると思うから私が行っても喜ばないだろうな)

と考えていた

『夏梨、酷いなー!僕教師だよ?!』

「心読まないでください。」

『夏梨がわかりやすいのが悪い、ほら、早く恵のとこに行った行った』

「わかりました。なるべく早く出てきてくださいね!」

と言って、屋上へ急ぐ。
血だらけの恵くんに心が痛くなる。

「恵くん!大丈夫?!」

と駆けていくと、そこにいろと言われてしまう。

しかしすぐ五条先生が現れたので止めていた足を動かして恵くんの傍による。

心配でたまらなくて怪我の確認をしようとしたらそっぽを向かれてしまった。

(やっぱり…私の目が原因なのかな?などと少し寂しく思うが、ほかの怪我が心配なので隅々までまじまじ見つめる。)


その横で、五条先生が
『たはー!恵ボロボロー笑ウケる笑
しかも夏梨に心配されて顔真っ赤じゃん!写メ写メ!2年生にも送り付けよー!』

と言いながら心配して覗き込んでる私と恵くんをパシャパシャ撮り始める。

しばらくして呪物は見つかったか?と恵くんに聞いていたが私は心配でそれどころじゃない。

するとそばにいた薄ピンクの髪の毛の少年がおずおずと手を挙げて口を開いた。

「ごめん。それ食っちゃった。」

『マジ?』
「え、本当?」

と私と先生の声が重なる。

「「マジ」」
薄ピンクのアタマの子と恵くんの声が重なる

五条先生は目隠しのままジーと薄ピンクアタマの少年を見つめる。

少年は(見えてるの?)って顔をしている。

『ははっ本当だ、混じってるよ』ウケる笑

『身体に異常は?』

「特に」

『宿儺とかわれるかい?』

「スクナ?」

『君が食べた呪いだよ』

「あーうん。多分出来るけど」

『じゃぁ10秒だ、10秒たったら戻っておいで』
と言いながら五条はストレッチをしている



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