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【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第5章 3P、寝取られ、第3体育館、夢主視点



彼女に家を追い出され、スーツ姿のまま赤葦さんのお宅にお邪魔して一晩泊めてもらったそうだ。今着ている服も赤葦さんのものらしい。
今日は有給を取ったらしく、見兼ねた赤葦さんが高校時代のお友達をよんで慰め会を開催。
赤葦さんが「まぁ、一杯どうぞ。」と黒尾さんにお酌したのを見た木兎さんが「赤葦それかっけーな!」と何かに火をつけてしまったらしく手当たり次第の酒を「まぁ!どうぞ!」と注いで飲ませたそうだ。

明日から出張の赤葦さんが酔った黒尾さんに「他に泊めてくれそうな人いないんですか?」と聞いて「んー、っと、ちゃん?」
とだけ言い残して気絶してしまったらしい。
眠る黒尾さんの携帯から私の名前を見つけて電話しようとしたら「俺がかける!」と木兎さんが名乗り出て、あんな感じになってしまったそうだ。
本当にごめんなさい。3分の1くらい私のせいで申し訳なくなる。

空になったグラスに木兎さんが嬉しそうに「まぁ!どうぞ!!」とお酌してくれて、悪気はないんだろうな…と少しだけ黒尾さんを哀れに思った。
スター選手からお酌をしてもらう機会なんて多分これから一生涯ないと思ってグラスをあけるペースが早くなる。
合コンの時の黒尾さんはそんなに酔っている感じはなかったので、きっとペースを乱される飲みが苦手なんだろうな、と考察するが今さら役に立ちそうにはない。
「木兎さん、飲ませすぎですよ。」
みんなの話を聞きながら勝手に注がれる酒を煽っていたので、気づいたら新しく開けた一升瓶も底を尽き掛けていた。
「黒尾の彼女酒強ぇなー!」
「彼女じゃないです。」
「え!そうなの!?」
「彼女に振られた慰め会してるのに彼女が参加する訳ないじゃないですか。」
と月島くんがフォローしてくれた。
「じゃあ僕そろそろ帰るので。」と帰り支度をする月島くんに「月島くんあれ連れて帰ってよ」と提案してみると、今日1番の笑顔で「あぁ、僕この辺の人間じゃないんで無理ですね!せいぜいガンバッテくださいー。」と見捨てられてしまい焦ってくる。
うちは狭いし客用の布団なんてない。貸せる服も持っていないし、そもそもこんなでっかい人どうやって運んだらいいのか皆目見当もつかない。
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