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【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第5章 3P、寝取られ、第3体育館、夢主視点



赤葦さんが指差す方を見ると、お酒が転がっているテーブルとは少し離れたテレビの前のソファーに倒れ込んでいた。
なかなか大きめのソファーを独占してうつ伏せになって眠ってしまっている。
「彼女に振られて家追い出されたらしいので泊まるところがないそうです。昨日はうちに泊まったんですけど、明日からしばらく家開けるので引き取ってもらえませんか?」
「え、嫌です。」
「…。」
彼女に振られて??家を追い出された??え、じゃあおととい行った場所は??愛の巣だった??しかも彼女いるのにキスマークつけさせたの??バカなの??バレるに決まってるじゃないですか黒尾さん何考えてるの??

「困りましたね。」
「黒尾さん、起きてください。お友達に迷惑かけたらダメでしょ。」
この前叩かれたお尻の仕返しに結構強めに背中を叩いたが目を覚ますことはなかった。
「ほんとに、困りましたね。」
「まーそのうち目覚ますだろ!黒尾起きるまでちゃんも一緒に飲もうぜー!」
机の上に置いてある日本酒の一升瓶に目が眩んでお言葉に甘える事にした。
「ここ座ってください。」とスペースをあけてくれたので、羽織っていたカーディガンを脱いでワンピースのスカートが隠れるように腰に巻いて座る。
赤葦さんがグラスを出してくれたのでなみなみ余っていた日本酒をいっぱいに注いだところで木兎選手が乾杯ーとグラスを合わせてくれた。
「すみません、いただきます」
同僚との誘いを断ってしまったのでこんな所でお酒にありつけるなんてラッキーだ。
ぐぴぐぴと仕事で疲れた身体に日本酒を入れて少し緊張が解けたところで、先程赤葦さんに簡単に説明された事を詳しく聞くことにした。
なんでも昨日仕事を終えて家に帰った黒尾さんは、先に帰っていた彼女さんに事後の乱れた布団と、ゴミ箱のコンドームと、リップのついたペットボトルと、緩めたネクタイからみえるキスマークで浮気がばれたらしい。フルコンボじゃん。隠す気ゼロで清々しい。
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