• テキストサイズ

【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第5章 3P、寝取られ、第3体育館、夢主視点



目的のマンションについて部屋番を確認するため再びメッセージアプリを開いて住所を見る。
液晶に書いてある文字と同じ番号の部屋を探して表札に赤葦と書いてあるのを確認してインターフォンをならす。
こんな字なんだ、赤足とか、赤芦だと思ってたなぁ、なんてぼんやり考えつつ住民が出てくるのを待つ。
ガチャと扉が開くと金髪の、背の高い眼鏡の青年が出てきた。
「はい…」
「お電話いただいたです。赤葦さんですか?」
「違うけど。」
「え!す、すみません。お部屋間違えたみたいです。」
「あってるよ、僕は赤葦さんじゃないけど。」
落ち着いた声の青年は入れば?と玄関を開けてくれて
「お邪魔します。」と言ってあがらせてもらう。無言で部屋に向かって行く青年に「あの、すみません。どこかでお会いしたことありますか?」と聞けば振り返って少し考えてから「ないんじゃない?」と一言だけ言って歩き出してしまった。どこかで見た気がするが、本人にないと言われてしまったのでないのだろう。詮索するのをやめてすみません、と謝る。

案内された部屋に入ると「あ!きたきた!!待ってたよー!」と出迎えてくれたのはVリーガーの木兎選手だった。
「ちょ、え!木兎選手ですか?ホンモノ?」
「ヘイヘイヘーイ!!その通りだぜ!!」
「すご!い!!握手してください!」
生ヘイヘイを聞けて興奮する私に優しく握手をしてくれた
「この前のMSBYの試合たまたまチケット取れて見に行ったんですよ!かっこよかったなぁ!」
「なになに!俺のファンなの!?」
「いえ、ヨッフェ選手推しです!」
「ガーン!!!!」
「ップw」
「あ!!笑うなツッキー!!」
「木兎さん静かにしてください。近所迷惑です。」
「だぁーってよぉ赤葦ィ!ツッキーがさぁ!」
「僕何も言ってないじゃないですか。」
ガチャとドアを開けて入って来た人が赤葦さんらしい。
「お邪魔してます。です。これ、よかったらみなさんでどうぞ。」
「すみません、ご丁寧に、どうも。」
先程買ったコンビニの商品を袋ごと手渡す。ビールをケース買いしたせいでビニールが手のひらにくいこんでいたのが解放される。
「あの、黒尾さんは?」
「あぁ、あっちのソファーで寝ちゃいました。」
/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp