• テキストサイズ

【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第3章 拘束、イマラチオ、中出し



ホテルを出てご機嫌そうに俺の隣を歩くは今にも鼻歌を歌い出しそうな雰囲気だ。
「えへへ、ヒール履くの久しぶりだなぁ」
「あー、背高いもんな、いくつあんの?」
「…172。」
「何その間。サバ読んだろ」
「172,8です。8捨9入なので切り捨てです。黒尾さんはいくつですか?あれ、そういえばなんか縮みました?髪でサバ読んでません?」
「よし、ホテル戻るぞ。ブチ犯してやる。」
「いたいいたい!」
その昔蛇野郎に似たようなイジりをされたのを思い出しての頭を鷲掴んで力を込める
「8捨9入なんてどこの国の常識だよ」
「生まれて初めて上から頭鷲掴みにされました。感動。」
「そんなに身長コンプレックスなの?」
「そうですね、まぁでも、黒尾さんといる時は感じないです。」
「はっ!俺に感謝するんだな!ってか身長高いやつなんてそんなに珍しくないだろ、周りにいなかったの?」
「私面食いなんで。あと人の頭を鷲掴みにする人はなかなかいません。」
しれっと顔面を褒められて悪い気はしないがたぶん遠回しに俺を褒めた事になっているのは気づいてないのだろう。
カツカツとヒールを鳴らしながら楽しそうに歩くに
「まぁ、俺といる時は好きにおしゃれしたらいーんでないの?」と言えば、本当に嬉しそうに笑っていた。

居酒屋に着くと薄い仕切りのある座敷席に通されて、活気の良い仕切りの向こうのテーブル席とは違って落ち着ける空間になっていた。
店員が旬のカツオやイカの売り込みをしながらおしぼりを渡し、週末の慌ただしい店へ戻っていく。
タッチパネルで食事を吟味しているとは何のもうかなーと紙媒体のメニュー表に並んだアルコール類を見ている。
「あ、乾杯はビール派ですか?」
「気使わなくていいから。好きなの頼みなさいよ。」
「じゃあこの日本酒にしようかなぁ、はじめて見るやつだ」
タッチパネルを渡すとぽちぽちと付属のタッチペンで操作を始める。
「黒尾さん注文まだですよね、何食べます?」
「んーなんか適当にお願い、あるやつつまむから。あ、魚は食べたい。あとビール。」
分かりました、とドリンクと料理を何品か頼んで充電の台にパネルを戻し「楽しみですね」と料理が運ばれてくるのを待つ。
/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp