第3章 養子騒動編

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一方、あたしはと言えば

その、お侍たちの変わり身ぶりに若干呆れながらも安堵して

すっかり真人間に生まれ変わった若様を見た



にの江「でも、本当に良かったねぇ


これでやっと、お家騒動も収まりそうだ…

…本当に、良かったょ」



あたしがそう言って安堵のため息を付くと

若様が真面目な顔をしてあたしに向き直った



若様「うむ、あなた達には、色々と迷惑をかけたそうあるな！

本当にすまなかったある！」

にの江「なんとまあ…まさか、若様に謝って頂く日が来るなんて、あたしゃ思いもしなかったよ(笑)」



素直に自分の悪行を詫びる若様を見て思わず笑みがこぼれる

そんなあたしを見て、若様が首を傾げた



若様「そうあるか？

ところで、あなたの名前は何と言うあるか？」

潤之助「！！(まさか…(汗))」(←何か嫌な予感がするらしい)

にの江「あたしかぃ？あたしは江戸の下町で宿屋を営んでる、にの江って者で御座いますよ」

若様「そうか！では、コレからも宜しくお願いするある、にのちゃん！！」

潤之助「！！！(やっぱりっ(汗))」(←予感的中？(笑))

にの江「………………は？(汗)」

若様「わたしの事は、ぽんちゃんと呼んで…」
潤之助「若様っ！！ぽんちゃんだけはご勘弁をッ！！(泣)」

若様「ん？だめあるか？」

潤之助「……だめある……い、いや、ご勘弁下さい……(泣)」

雅吉「あっはっはっは！！こりゃあ良いやっ！！(笑)」



一連のやり取りをニヤニヤしながら見ていた雅吉が

もう堪えきれないとばかりに、大声で笑い出した



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