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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




強引なひっつき虫の五条くんは、私達の後ろをピッタリと着いてきた。


「五条、もっと離れなさいよ」


「俺は絶対に寧々から離れねぇ」


愛らしい野良猫に懐かれて、後ろをトコトコついてくるのは可愛いけども。


背の高い男が密着しそうな距離で詰めてくるのは、威圧感があった。


それに周りの目も…。


お目当ての最近オープンした話題のカフェは、駅を通り過ぎた先にある。


駅ビルを通って涼みがてら、ショートカットをすることにした。


「寧々、ランチの前にここ入ろうよ」


「いいわよ。あ、五条くんはお留守番ね。離れたところで待ってて…って、もう居ない…」


硝子に誘われて入店したのは女性用下着の専門店。


「ここなら五条は入ってこれないし、ゆっくり話せるかと思って」


可愛い下着を眺めながら、硝子は五条くんを撒いたのだと当然のように笑った。


「あいつ、私達が寄り道するって分かった瞬間逃げ出してさー。意外と初心だよね」


「五条くんなりの気遣いだったんじゃないかしら?こういうお店って、男の人は慣れていないだろうし」

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