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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「待て寧々!」「寧々ちゃん、待つんだ」


「えっ?」


高専の階段を駆け降りようとした私に、2人が慌てて声をかけた。


「転んだらどうすんだよ、俺も一緒に行く!」


「そんなに急いでいたら転んでしまうよ。私もついていこう」


どういうことか、私が転んで怪我をするのではないかと心配した2人が、お供としてコンビニまで同行することになった。


「寧々、手繋ぐぞ」


「嫌」


散歩に連れ出される飼い犬ではないのだから。


それに今日はもう十分、手を繋いだからね。


そんな私の返答に五条くんは不満だったようで、服こそ擦れるけれど体がギリギリ触れない…そんな距離で並んで歩いた。


一歩後ろを夏油くんが歩く。


優秀なボディガードを引き連れて、難なくコンビニまで辿り着いた。


「たかがクッキー1つ買うのに大袈裟よ」


お目当てであるお気に入りのクッキーの箱を取って、カゴに入れる。


「あ、新作出てる…イカスミ味…?」


定番のバター味の隣に陳列された新商品。


真っ黒のパッケージには真っ黒のクッキーの写真が。

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