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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




五条くんと夏油くんの繋いだ手に触れなければならない…ということ。


考えて、考えて……


「ーっ、切った!」


「おっと…!」「チッ…」


すりすりした後のなまちゃんのぬめりを拭ったハンカチ。


それを手に巻きつけて、2人の間を断ち切った。


ポケットから再びハンカチを取り出した私を見て、何かを悟ったらしい五条くんは


せっかく解放してあげたというのに、さも残念極まりないと言った顔で舌打ちをしていた。


私が自ら雑念塗れの変態に触れるとでも思ったの…?


そして鬼役の夏油くんはすぐさまストップと声を掛け、逃げた私達はその場で立ち止まる。


腑に落ちないのは、一番最初に反則負けをした五条くんが、最も遠くまで逃げおおせたということ。


瞬間移動こそ使っていなかったけど、持ち前の運動神経の良さをフルに活かして、捕まりづらい距離まで逃げた。


「鬼の手を切った寧々ちゃんに聞こう。私は何歩歩いたらいい?」


私となまちゃんはほぼ横並び。


五条くんだけがずっとずっと遠くへ逃げた。


自分の安全は守るとして、鬼にタッチされて負けて欲しい人はただ1人。


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