第11章 不安と仲直り
痙攣がおさまった頃に腕を伸ばして伝える。もっとアナタを感じさせて欲しい。少しも不安に思わないように。
『はぁはぁ…さとる…こっちきて、キスして』
優しく微笑んでキスをしてくれた。さっきの激しい動きとは比べ物にならないくらい優しいキス。大切なものにするように。
私愛されてるな…こんなの、きっと私しか知らない。
悟「…何笑ってんの?」
『ふふっ…幸せだなって思っただけ』
そう笑って言うと、顔が真っ赤になっていく悟さん。そして、まだ繋がったままのソコが大きくなった気がした。
悟「今日はめちゃくちゃにしてやろうと思ってたのに!そんなこと言われたらできねぇじゃん」
そう不貞腐れながら律動し始める。
『やぁんっ!あっ…あっ…♡』
ぐちゅぐちゅと部屋の中に音が響き、さらに興奮していく。
悟「上きて」
そう言って腕を引かれる。悟さんは騎乗位が好き、というより悟さんは色んな体位でする。傑さんは顔が見えないと嫌だって言ってた。私は…2人のモノが立派だからか、深く刺さってしまう騎乗位は刺激が強過ぎてしまうから、ちょっと苦手。でもそれをわかってて要求されている気がする。
私の体勢が上になると、やはり深く刺さって表情が歪む。
『んんっおくぅ…あたる…苦しい…』
悟「これから気持ちよくしてやるよ」
といって突き上げられた。ずんっと降りるときにより深く刺さり、胸も揺れる。
『やぁんっ!』
容赦なく何度も突き上げられ、目の前が真っ白になっていく。
悟「くっ…やべぇな…イキそ…」
『やっ…一緒がいいっ♡さとるぅ…』
悟「おまえ、そーゆーのやめろ!」
急に動きが速くなり、ぐっと強く突き上げられた。
『あ゛…あ…やぁん!』
悟「…うっ…イく…」
強い脱力感の中で悟さんの表情を見ると、眉間に皺を寄せ苦しそうにしている。私も姿勢を保っていられなくなり、悟さんに倒れ込む。たくさん出ているのか、まだビクビクとしている悟さん。
悟「…まだ動くな。締めすぎなんだよ」
『ん…すき♡』
3度目の強い快感で意識が飛びそう。というより何も考えられなくて、瞼が閉じていく。