第9章 パーティー
何も答えずにいると
傑「何も身につけていない方が開放的だろ?脱がせてあげる。私の前に立ってくれるかい?」
そう言いながら下着へ手をかける。
傑さんがベッドに腰掛け、私がその前に立っている状態。背中のホックをパチンと外され、支えを失った胸がぷるんと飛び出す。
背中から腰の方へ手を這わされ、お尻のあたりを撫で回される。
パンツ脱がされたら、濡れてるのバレちゃう…
と思っていたら、指を引っ掛け丁寧に脱がされていく。
傑「風海、びっしょりだね?糸が引いてる」
そう意地悪な笑顔で言われた。
恥ずかしくて顔が赤くなっていくのがわかる。見られたくなくて、ベッドに膝立ちをして傑さんに抱きついた。ドキドキしているのが伝わってしまうかも。
『…恥ずかしいから、あんまり見ないで?』
傑「ふふっ…急に抱きつくなんて、随分と積極的だなと思っていたところだ。もっと見ていたかったんだけど?」
『…ダメです。』
くっついたまま会話をする。
あわよくば、傑さんの耳元で話していたら、さっきのような反応をしてくれるんじゃないかと期待もしつつ…
傑「じゃあこうしよう。私のループタイを外して、目隠しをしていいよ?その代わり風海が私を攻めるんだ。もしくは、風海が目隠しをするか。どうする?」
えぇ!?そんなの、どっちも無理に決まってる!
答えられず困っていると
傑「じゃあ私が選ぶことになるけど、覚悟はできてるかな?」
そう言いながらタイを外す傑さんがセクシーでどうにかなってしまいそう。
『わっ私が攻めます!』
とりあえず、見られない方向で決めた。…けど、攻めるってどうすればいいの?!自然とそうなってしまう時はある。反応してくれるのが嬉しくてもっとしてしまうとか…けど最初からってどうしたらいいの?
傑「さぁ、目隠しして?」
目を閉じてタイを渡されたので、もうなるようになれ!と思い、傑さんの頭の後ろで結んだ。
傑「出来た?じゃあ風海の好きにしていいよ?」
本当に何もしないつもりなのかな?
とりあえず、どうしたらいいかわからなかったのでキスをした。でも傑さんは動いてくれない。本当に唇を合わせるだけのキス。こんな状況だし、えっちなキスがしたいのに。