• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

【鋼の錬金術師】紅の幻影

第15章 ダブリスの獣たち







「はい、ちょっと失礼するよ」

扉から姿を現した人は、片手で男一人を引き摺っている。
見るからに怒っているのが分かる。
ガタガタと震える私たちに逃げる余地などない。
イズミさんは男たちに見向きもせず、私たちにズカズカと近づき、引きずっていた男を思い切りぶん投げた。

「こンのばかたれが!!!」

アルフォンスくんに見事直撃。
次は、もしかして、私の番だろうか……。

「なに人さらいにあっとんだ!!」
「「ごごごごごごめんなさいいいい」」

怖すぎて謝るしかできない。
こわい……、ほんとうに、こわい……。

「コラァ!!俺たちを無視してんじゃねぇ!!」
「てめー何者だ!!」

無視されたことに憤慨した男たち。
ああ、無知ってなんて素晴らしいのだろう。
イズミさんの怖さを知ったら、二度とそんな口を利くことはできないだろう。

そんな男たちにイズミさんは向き直り、

「主婦だッ!!!!!」

彼女の怒号が響き渡った。
そんな主婦がいてたまるか、と言いたげなドルチェットさんだったけど、数秒後には地面で気を失う事になる。
ドルチェットさんだけじゃない、他の男たちもイズミさん一人の手でねじ伏せられた。






/ 496ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp