第3章 追憶
名前「…あの中は怖かった。無力で、無能だと感じた。…何も、できなかった。…五感が無いのは辛いな。」
“シェアリング”とは威力的だなと感じた
赤井「…なら…お前は俺が護ってやる」
名前「……データ保存の為だけだったのにこんな話になるなんてな」
沖矢「そうだな。」
名前「…言葉使いが…」
喉元を指差し笑いながら話す名前の頭をくしゃりと撫でてやった。
阿笠「正真正銘、安全にログインログアウト出来るデバイスじゃ。これで君のアバターは1から作り直せるからの。」
灰原「もう無力な貴方を味わせたりしないわ。私か博士に通話出来るようにもしてあるから。でも不快だったらいつでも辞めて。…心配、だから。」
阿笠博士に新しいデバイスを手渡される。
本来なら動作確認するべきだがさっきの事でとても使う気にはなれないのだろう、そのままリックにしまっていた。
沖矢「…彼女のデータは共有出来ますか?」
灰原「名前さんが望むなら、調整出来るわ。」
沖矢「では、私と。」
灰原「本人了承取ってないでしょ」
名前「ん?…んー、いいよ」
灰原「…後からでも調整出来るようにしておくわ。一応」
名前「是非そうして欲しい。」
沖矢「おや?見られてまずいものでも?」
名前「まぁ…ちょっと…」
沖矢「……?」
少し顔を赤くする名前の顔に自分の顔を近付けてどうしたんだと聞こうとした。
灰原「いい趣味ね。女の子の見られたくない事まで見ようとするなんて。」
辛辣な言葉を浴びせかけられ、納得は出来ないが一理ある事も否定できず黙って体勢を戻した。
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