第3章 追憶
“潜在意識”?
生成された世界を全体的に眺めるとBarに居るようだった。
本物とは程遠いがホログラムで形成された世界は悪くないと感じる。
ボトルに映る自分を見て驚く。
ライとして潜入して居た時のように髪が長い。
ボトルの横にある壁にかけられた時計を一瞬捉えると、あまり見入ってる事も出来ず急いで探さなければタイムリミットが迫っているという危機感を持った。
外に出て通信を繋ぐ
沖矢『デバイスとサーバーの間と言っていましたね?それはどういう見た目をしている?』
灰原『私達は其方側を知らないわ。画像検索して其方側を見るわね。ホログラムで作られた世界感なのね……』
阿笠『まるで半導体基盤のようじゃの…』
灰原『…!それよ。半導体基盤!それからその隙間は多分、電気を通さないようになっているから絶緑体…つまりゴムの様な素材で出来た隙間が存在するんじゃないかしら?』
沖矢『ゴムの様な素材ですか…』
灰原『彼女が“間”にいるなら、そういう隙間にいても可笑しくないわ…通信が切れるかもしれない。戻る時は必ず、“其方側”で居てね』
沖矢『…ええ…言われずとも名前は必ず連れ戻しますよ』
とはいえ、その場所全てが半導体基板の様に見える俺からすれば違いなどよく分からないが
ゴムの様な素材は良く見える。
普段ライフルのスコープを覗き込む所為だろう
この世界で“潜在意識”を呼び覚まされた状態は
意識を向ければいつでもスコープを覗いた時のように自由に眺められる。
ーーあそこか…ーー
その場所に向かうと目的地から出て来る奴を見つけた。
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