第2章 契約
名前「…明日からヒロはLAだ。松田はロンドン郊外で先行しているICPOの班に合流して貰う。……少し特殊だな」
キャル「すぐデータ出して送るね」
名前「……」
足を止めて携帯画面を眺める名前にシオンが声をかけた。
シオン「如何なさいましたか?」
名前「いや…呼ばれている場所とその組織が気になってな…」
またあの考える時の仕草をしている。シオンはわかりましたと言うとメインルームに入っていく。それに続いて他のメンバーも戻って行った。
オレと松田だけが車を降りてすぐの場に残って彼女が話し出すのを待っていた。
松田「…アンタさ、タイムリープ以外にも何か出来るんじゃねえのか?」
「え?」
松田「妙だろ。俺の過去の事とこれから伝えようとした文面を打ち込む事が出来るなんてよォ。それに、」
「?だから、それは」
名前「ああ、それは私がパラレルワールドの住人だからだ気にするなそれよりICPOの件だが」
ーーは?
名前「やはりロンドン塔にある国会議事堂が爆破されるんじゃ無いかと思うんだ。キャルに図面を出して貰うよう伝えておく。お前の携帯に送っておくから対応出来るように道具を持っていてくれ。ひょっとすると今は使われていない地下線路とかが怪しいかもしれん」
松田もオレも名前の会話に一切ついて行けていない。
“気にするな”この一言で今日一日考えていたのだろう松田の質問は玉砕している。
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