第2章 契約
そんな事が手配できるという事は情報のやり取りが当然のように行われているのだろう。
医務室に残ったままだったメンバーは
オレとフィル、ノア、名前。
車を停めてあるという場所まで階段を降りて廊下を通り向かった。
車の側に行くと、松田が結束バンドを解いたのかシオンに征圧されている姿が飛び込んできた。
「何があったんだ?」
シオン「結束バンドを解いたので征圧しました。」
「それだけか?」
シオン「それだけですが?」
松田「ってえな…」
シオンは松田の腕を後ろ手にして再び結束バンドで固定させ、自分の身体を退かせると急いで下がった。
名前「…キャル」
キャル「…」
名前「説明しろ」
キャル「内部構造見たいって言って工具の側に来たと思ったらドライバー取っちゃって。それ刺して千切ったみたいですよ。そしたらシオンが征圧したって感じです。」
名前「工具の近くに行く迄見過ごしたのか?」
シオン「すみません」
名前「…ドライバー程度で結束バンドを千切れるように出来るなら握力筋力に問題は無さそうだな。」
キャル「それに関しては今データ取れてると思うので後でフィルに共有しておきます。」
名前「キャル、もう少し調整に時間は必要か?」
キャル「んーあと10分くらいですかねー」
名前「丁度良い。松田、その体制でもう一度結束バンドを千切れるかやってみてくれ。」
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