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short STORY

第9章 scene9









scene9

「あっつい!冷房はよ治してや」
「朝まで我慢しろ」
「無茶言うなマジもう無理。」
「!何して…」
「んあ?見て分からんか?シャツ濡らしてんの。薄暗くしてれば見えやんし、これだけ暑かったら朝までには乾くわ」
「……」
「ん?どないしたん」
「…近付くんじゃない。」
「なんでや?」
「あ…熱いからに決まってるだろう」
「へぇー?自分もかぶって来ればええやん」
「……」
「なんや。そんなチラチラ見て」
「…ッ(ガタッ」
「何やあいつ…ちょ、待てやタオr…!」
「……」
「……」
「…?」
「…(やばいやばいやばい。蛇口で頭濡らしてんのクッソかっこいい何やってんのコイツ夜の薄明りが余計に輝いて見えてマジで無理なんですけど」
「…どうし…え」
「…自分も…頭から被りたかっただけや。」
「……(何でお前もって、自分が色っぽいことを自覚してないんじゃないのか馬鹿なのかいや馬鹿だそのシャツの所為でただでさえ目のやり場に困ってるというのにッ」



翌朝
「……風邪引かないでくださいね」
「うっさいぞ風見ィ!」
「エアコンの修理業者を呼んでくれ」



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