第12章 半年経ちました。
僕は閉じた目をキッと開くと、松岡さんを睨み付けた
「……こんなコトしたって、翔くんは僕と別れたりなんかしないよ!
どんなにヤキモチ妬いたって、絶対に僕を離したりはしないんだから!!///」
「……」
「翔くんはね、僕のコトが大好きなんだから!僕と同じくらいにね!!///」
僕は松岡さんを睨み付けたまま言葉を続けた
「例え今貴方が僕を犯しても
それが翔くんに知られても
万が一、翔くんが僕と別れようとしても
僕は絶対に翔くんと別れないよ」
「何故だ…大野、何故…」
「僕らはね、愛し合ってるんだ…
…同じくらい、お互いを想い合ってるの」
僕は小さく息を吐いて呼吸を整えると
かつて愛した人の顔を見詰めた
「…だから、今更何をしたって無駄だよ
僕はもう、貴方のものになんかならない」
「………」
松岡さんの目が、一瞬ギラリと光を放ったように見えた
背中を、嫌な悪寒が走る
「…なら」
「Σあぅっ///」
松岡さんの手が怯える僕の服の中に侵入して、僕を掴んだ
「…それを、証明して見せろ」