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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第6章 面談の時間(番外編)


奥田さんの回の代わりです

ーーー


ようやくこの時が来た。三年になってからは初めてだな…
図書館に行ってくることを口実に家を抜け出す。穴場のカラオケボックスに入店し、準備を始める。
照明は普通の白色のライトのほうが見えやすい。カメラとマイクはここに。
今日の服は白Tシャツでいいか。カジュアルでプライベートっぽい
ウィッグネットを被りメイクをする。まつ毛はきりっと明るめに、眉毛を髪色に合わせるため黒色で書く、そしてリップはすっぴんぽく薄め
そして大事な長い黒髪のウィッグを被り髪型を整える。

『よし、地毛は見えてない』


ブラウザを開くと、告知していたため、もう既にギャラリーが入っていた。パチンと自分の頬を叩き、カメラを起動させる
『はーい、みんな入室ありがとー!時間になったんでMineの配信始めるよ~』



これが私の本当の姿Mine
普段は配信で歌い手として活動をしているが最近はヴォーカルのオファーが多く、名も知られるようになってついに週間オリコンランキングで上位に名前が載るほどに。

もちろんこのことは学校にも家族にも伝えてない。もし知られてしまえば………
Mineという存在はこの世から抹消してしまう

『今日はカラオケに来てるから歌いながらお話しするのがメインかな~隣の部屋の音声入っちゃったらごめんね』


『あ、これこの間私がヴォーカル担当した曲だ!もう入ってるんだ。早いね、じゃあリクにお答えしてこれ歌っちゃおうかな!』


『<最近学校がしんどい。けどMineさんの歌で毎日生きられてます>
ってマジでありがとう!!私も普段は歌以外はほんとに何もできないって言われてるけどみんなの励みになれてるなら私はいつまでも歌い続けるから!
まーでも学校めんどくさいよねー私もまだ学生だけど早く卒業したいね
…ぶふ…<結婚してください>
ねえ、駄目だよ君たち!?(笑)こんなダメ人間に求婚しちゃ!』


『はい、ということでそろそろお開きの時間になりますが…
予告通り重大発表があります

なんとわたくし、単独ライブを致すことになりましたー!!!やったぜ!

まだライブと言っても小さい方ですがそのためのパフォーマンスも着々と準備を進めています!
チケットの販売方法や詳細は後々公式サイトにあげる予定なのでぜひチェックしてくれ!それじゃ、ばいじゃん』
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