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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第5章 攻防の時間


先生は間一髪で放たれた弾丸をよける

「何度でもこういう手使うよ。授業の邪魔とか関係ないし。それが嫌なら…俺でも俺の親でも殺せばいい









でもその瞬間から、もう誰もあんたを先生とは見てくれない。ただの人殺しのモンスターさ。あんたという『先生』は…俺に殺された事になる」

ここまでくると逆に関心してしまう。確かに彼は怪物であるがその割に先生という役職を先生以上にこなしているのだからその確固たるプライドは存在している可能性が高い。それをぐりぐりと踏みつけられるのだから私でもそう長くは持たないだろう

彼は食べかけのジェラートを先生の服にぶっかけ黒く笑った。まるで蛇だ


「はい、テスト。多分全問正解。

…あ、あとひつじちゃん放課後駅前においでよ


じゃーね、先生。明日も遊ぼうね♪」


『…。(そして何故一々私に絡んでくるんだ…!目立ちたくないのに!!!)』




















「じゃーなー渚、早稲田さん!」

「うん、また明日」

『さようなら』

駅前…いつもの通り道だから行くのは苦ではないけど、さすがに人が多いし目立つのでは…?

「おい、あれ渚だぜ」

「ずいぶん馴染んじゃって」

私が不良の声よりも嫌いな声が、わざと相手に聞こえるような大きさで聞こえてきた

「ありゃ当分こっちには戻ってこねーな」

「しかも停学明けの赤羽まで復帰したって聞いたぜ?」

「マジかw死んでもあそこには落ちたくねーな」


『…はあ、二度と喋れないように喉潰して差し上げようかしら…男の子なら声変わりもなくなってずいぶん楽になるんだけど』

「遊夢さん!?(汗」




ガチャン!!

「へー死んでもいやなんだ」

どうやらその心配はなかったようだ。赤羽さんがその二人にジュース瓶を至近距離で割り付けた

「じゃ今死ぬ?」

「あ、赤羽ッ!?」

「うわあああ!!」

「ははは!ほんとにやるわけねーじゃん」


というか最近瓶のコ〇・コーラなんて売ってるんですね…


「ちゃんと来てくれたんだひつじちゃん。逃げられるかと思ってた」
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