第23章 追憶の果て
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「全くもう!シュウったら何してる訳?!」
「おかしいですね...もう四日近くも連絡が付かないなんて、心配です」
「まさか...!シュウ、組織に見つかったとかでは無いわよね?!」
「ジョディさん、それは私も一瞬考えたりはしましたが、あの赤井さんに鍵ってそんな事は絶対に無いと思います」
「まあ、確かにそうね...だけど突然、こんな事って有り得るの?工藤さんのお宅に行っても何故かコナン君が出てくるし。もう何が何だか分からないわ」
「最後に赤井さんを見たのは四日前で、あの後はどこに行ったのでしょうか...車も二台、工藤さんのお宅に置いてありましたし」
「一応、ジェイムズさんにも報告はしてありますが...もしかしたらあの女性に何かがあってその人を探しに...?」
「えぇ?キャメル、どういう事?」
「あ、いや...その...どうやら赤井さんは数ヶ月前から
小田島みなみさんという女性と工藤さんのお宅で住んでいるらしく
以前あの赤井さんが少し焦った様子でその人がポアロに居ないか連絡をしてきた事があったんです」
「その女性は無事なの?シュウとはどういう関係な訳?」
「いえ、私には何とも...分かりかねます。ですが、以前一度だけあのお二人が仲良さげに歩いている所を見かけた事があります」
「そう...全く。シュウったら、彼女ぐらい出来たら言いなさいよ!でも、その女性が関係している可能性もあるわね」
「はい」
「見つけたら問い詰めてやるんだから!」
複雑そうな表情を見逃す事が出来なかったキャメルは、自分自身に少し罪悪感を抱きならも、疑問を抱えたまま車を走らせる。
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