~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第5章 濃密な tea time
ーーー私があのあと部屋から出てみると、私以外の人達は既に食事を済ませていたらしく、その場にいたレイジさんに食事の準備をしてもらった。
食欲なんてわかなかったから、断ったものの
『食事はきちんととりなさい』
と、レイジさんに促されて今にいたる。
「……まったく、誰のために私の貴重な時間を費やしたと思っているのですか」
案の定、怒られる。
私はくるりとレイジさんの方に向き直り、深々と頭を下げてから謝罪の言葉を口にした。
「せっかく準備して下さったのに、残してしまってごめんなさい。でも、今日はほんとに体調が悪くて……」
そう言うと、レイジさんはおもむろに溜め息をついた。