~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第5章 濃密な tea time
白いプレートにお洒落に盛り付けられているサラダ。ほかほかと湯気がたちこもる温かいスープ。本日の料理の象徴とも言える、肉や魚達。
どれもこれも、丁寧に作られた料理の数々。
栄養バランスを考えて作られた献立になっていることも、これを見ればすぐにわかった。
だけど、私は未だ箸をつけられずにいた。
「……ごちそうさまでした」
そう言って席を立つ。
なんでだろう……気分が悪い。
早く部屋に戻って、横になろう。
そう思ったとき、
「待ちなさい、ユイ」
レイジさんに呼び止められた。