~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第4章 感情論
「……まぁ、せっかくだし、シてやるよ」
せっかくって何、せっかくって‼︎
さっきまで眠いって言ってたのに…淫乱なのはシュウさんの方でしょ‼︎
そんなことを1人もんもんと考えていると、シュウさんは私に近づいてきた。
ーーギシッとベッドが軋む。
「ち、ちょっとシュウさんっ⁉︎」
ちょっと、まってまってまってーっ‼︎
私の頭の中で、ものすごい数の警報が鳴り響く。
「もう、黙りなよ」
シュウさんはそう低い声で言い放つと、私の首筋に唇を這わせる。
「……っ、やぁ…」
触れた部分が熱く感じる。
口付ける動作がくすぐったくて、声を必死に我慢しても、言葉が漏れる。
チュッチュッと。
上から下へ口付ける。
予想以上の身体の熱で、意識が朦朧とし始めたとき、シュウさんは唇を離した。