~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第4章 感情論
私はシュウさんが指し示す場所を目で追い、自分の状況を整理する。
部屋にはシュウさんと私だけ。
今いる場所はベッド。(すぐ隣にシュウさんがいる)
両手にはもちろん鎖つきの手錠。
「………」
自分でやったわけじゃないにしろ、これは何処からどう見ても勘違いするわけで。
「……あんたって、ほんと淫乱だな。そんなに俺とエロいことしたいの?」
「ち、ちがっ‼︎だから、これは自分でやった訳じゃなくて……」
「でもシたいんだろ?…俺とそーゆーこと」
「だから、違いますってば‼︎‼︎」
ダメだ、歯が立たない。
シュウさんはなんだかんだ言って、この家の長男だし。
そう考えると悔しくて、私はなんだか負けた気持ちになった。