~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第3章 籠の中のカナリア
辿り着いた先にあったのは、どうやらカナトくんの部屋みたい。
部屋に来て、一体何をするつもりなんだろう?
カナトくんはドアノブに手をかけて、私を中に促した。
「ねぇ、カナトくん。この部屋に来て何をするの?」
そう問いかけた瞬間、
ガチャンッーーー
急に手首に鎖のついた手錠をかけられた。
「カナトくんっ、何するの⁉︎」
「ユイさんは…僕だけのものです。
離れないように、僕が捕まえていてあげますからね」
サァーっと、顔から血の気が引いていくのがわかる。