~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第3章 籠の中のカナリア
ーーーん?
ちょっと待って…。
カナトくんがここにいるってことは、さっきの私の行動の一部始終、見られてたんじゃ…。
ボンッッと、さっきひいたはずの熱がぶり返してくるのがわかった。
「あっ///、あのね、カナトくんっ‼︎違うの…
さっきのは…」
「ーーーですか?」
「え、?」
「何が違うのかって聞いているんですっ‼︎‼︎‼︎」
カナトくんが声を荒げる。
こんなに怒っているカナトくんを見るのは初めてで、ただ、ただびっくりした。
「カカナトくん、私っ」
「うるさいっ‼︎静かにして下さい」
そう言うと、カナトくんは私の方に歩み寄り、私の手を強く掴んだ。