• テキストサイズ

~Diabolik LOVERS~Eternal love.

第3章 籠の中のカナリア


自分の唇に手を伸ばし、触れてみる。
まだ微かに残っているスバルくんの唇の感触。

スバルくんとのキス。

冷たいけれど、優しくて…スバルくんらしいと思った。

…あのとき、素直に受け入れてしまったけれど、私はスバルくんのことが好きなのかな…?

まだ、よくわからない……。
いつかわかるときが来るのかな?

何だか胸がモヤモヤする……。


「ーーーユイさん…」


ふいに聞き慣れた声がした。

思わず声のした方に振り返る。


「カ、ナトくん……」


丁度、窓の左横の方。

さっきまではベッドの淵にそって閉じているカーテンによって、その姿は見えなかったけれど、

そこには、テディを抱きかかえて立っているカナトくんの姿があった。
/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp