~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第3章 籠の中のカナリア
まるで、縄のようなもので縛られているんじゃないかってほど痛かった。
「カナトくん、痛いよっ…離して…」
掴まれたと思ったら、今度はベッドに両手を押さえ付けられる。
「嫌だっ、カナトくん、離し…んんっ‼︎」
唇に広がる冷たい感触。
「んっ、はぁ……、ぅ」
「…ふっ、ゃめ…んっ」
ーーー何がおきてるの?
わからない。
わからない。
強引に押し付けられた唇。
その行為が苦しくて、悲しくて……、
気がつくと涙が頬を伝っていた。