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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第2章 【ヒロアカ 】【自作】月は夜を照らさない※ホークス【R18】


俺の隣には荼毘がピッタリとくっ付いている。
迂闊に仁美さんには近寄れない。
荼毘と民集から外れて歩いていた時だ、その先に仁美さんとデストロ、死柄木の姿を確認した。
俺も荼毘も先には進まず、彼らの話を身を隠して聞いていた。

「私の娘です、死柄木さん。」
そう言って仁美さんを紹介するデストロに、1番驚いていたのは仁美さんだった。
目を見開いて、デストロの顔を見上げた。
その目は、父親に認められて、自分を誇らしげに思っている、子供の様な顔だった。
そんな顔を見た事が無かった。

俺はそんな仁美さんを目を細めて見る。
本当に貴方は、デストロの側でその身を置く事を望んでここにいるんだ。
「貴方の良いパートナーになれるでしょう。」
そう仁美さんの肩に手を置いて、2人に思わせぶりな言葉を吐く。
俺はすぐに言葉の意味が分かり、隣に荼毘が居ることすら構わずに、その怒りを顔に出していたと思う。
まず、その手を退けろ。

当の2人は最初言葉の意味が分からず、一瞬間を置いてお互いを見合っていた。
最初にその意味を理解したのは死柄木の方だった。
「‥ああ、いい女だな。」
死柄木は仁美さんを見て笑って言った。
鈍感な仁美さんはその言葉で、やっとデストロの言葉の意味を理解した様だ。
そしてそれを受け入れたかの様に、にっこりと死柄木に笑った。

あの顔は仕事用だ。
分かっている、分かっているが荼毘が居なかったら、間違いなく俺はその場に飛び出していただろう。
「‥必死だなぁ、自分の娘すら献上するか。」
俺は荼毘の言葉で我に返る。
荼毘は楽しそうにその光景を見ている、俺は全然楽しくないが。
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