【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第2章 【ヒロアカ 】【自作】月は夜を照らさない※ホークス【R18】
仁美さんはチラッと俺を見て、自分で後処理をして身支度を始める。
俺がやりたかった‥。
仁美さんの賢者タイムに入るのが早過ぎる。
もう少し余韻を‥。
俺の後引く余韻なんて関係ない様に、仁美さんはさっさと服を着ると、ふぅをため息をつく。
「‥ホークス、何でここに居るかは詮索しないが、私の邪魔だけはするなよ。」
仁美さんはそう言うと、俺を見て牽制の目を向ける。
現実がいきなり俺を襲いかかる。
仁美さんは公安を抜けて、解放軍に寝返ったのだ。
その心中はまだ知らされていない。
「‥今更、父親に認められたいとでも?」
俺がそう言うと、仁美さんは驚いた顔をして俺を見た。
その顔に違和感を覚えたが、すぐに仁美さんは笑みを浮かべた。
「‥そうか、ホークス‥お前。」
そう言って、仁美さんは目を伏せて、俺から目を離した。
俺はしばらく仁美さんを見て、次に何を言うのか伺う。
「‥どうだろうな、娘としての評価で今、この位置にいる様では無さそうだ。」
仁美さんは顎に手を当てて、自分の今の状況を俺に教えてくれた。
「私から伝えなくても、多分デストロは私が娘と知っている、だけどこの地位に私が居るのは、『私の功績』の方が大きいだろう。」
俺は仁美さんの話に顔を歪める。
その『功績』とやらに、どんな犠牲があったかは、手に取るようにわかる。
仁美さんはヒーローではない、公安の仕事はただ『殺す』のみだ。
さぞかしデストロには貢献したのだろう。
「‥ああ、そうか‥。」
仁美さんは1人で何やら納得して、俺の顔を見る。
「私を捕まえるのか、ヒーロー。」