【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
「…でも…だって…。」
仁美の腕が少し黒尾の胸を押した。
「クロ…いつも彼女いたじゃない…。」
フラッと近づいてきて、離れていくのは黒尾の方だった。
だから余計に、黒尾への気持ちから逃げた。
「…そりゃ、俺も男だし?色々興味あるよね。」
黒尾はパッと仁美を離して、部屋の奥に入って行った。
ズカズカと歩いていく黒尾の後を、ゆっくりとついて行った。
ここがラブホテルだと思い出すと、目の前に広がるベットルームの光景はあまりにも刺激的だった。
黒尾は冷蔵庫を開けると、フリードリンクを取り出した。
「……………。」
なんか慣れてない?
黒尾のそんな自然な行動にイラッとした。
「しかも、俺とキスしてすぐに他の男と付き合っただろ?
あれだって傷付いたんだよ。」
仁美を好きだったと分かった今なら、確かにそれは傷付いたと思う。
「初めてキスして、舞い上がってた俺が馬鹿みたいで…。」
黒尾は口元を拭う仕草をした。
その表情は後ろから見ても、耳まで赤くなっている。