第1章 名探偵と私
『あ!僕のソファ!!』
「私の家なんだから私のソファですー!」
『瀬奈はぼくのなんだからこのソファも僕のー!』
「はあ!?ってちょっと!!!?」
ギャアギャア騒いでいると、聞き捨てならない暴論を吐いたと思いきや、次の瞬間には私の身体は乱歩にひょいと持ち上げられて、ソファを乗っ取った乱歩の膝の上に着地していた
「な、なにすんのもう!!//」
乱歩と私はそれほど身長も変わらないし、乱歩は探偵社でも戦闘要員ではないと聞くのに、意外と力があってこういうことを割りと平気でやってしまうから本当に心臓に悪いのだ、全く。
後ろからがっちりと腕をまわされてしまっているから逃げようにも逃げられないし、そもそも本気で逃げようとはしない自分が本当に情けない
「ッッて!!アイス溶け始めてるじゃん!やば!」
慌てて今にも手に垂れてきそうなアイスを舐める
「んん~~!!口に付いてる?絶対やばいよね、うわあ~溶ける~!!」
『……』
あまり考えないようにしていたが、先程から自分の局部の付近に何かやや熱を帯びたものがある気がする、いや、気のせいじゃない、、
__…。下、当たってるよな…これ。
「…ねえ、乱…」
『くちゅっ…レロ』
「~~!?!//」
少しだけ上にある乱歩の顔を見上げようとしたそのとき、黙って私を後ろから抱き締めていた乱歩が私の唇をいきなり塞いだ