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アイドル系大王様に惚れられました。

第2章 出会い


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高校2年の春


(今年は何組だろ、!)


私はワクワクとドキドキをいっぱいに抱えながら、もうすでに大盛り上がりしているクラスの掲示板の方へと向かって行く



「あ!〜!!」


「理沙!」


掲示板の前で先にクラス表を見ていたのは、1年の時に同じクラスで1番仲のいい理沙


「今ね!1〜3組まで見たんだけど、私のものも名前なかったべ!
手分けして名前探そう〜!」


「うん!じゃあわたしつぎ5組みるね!」


「おっけー!4組みる!」


そう言って、お互い真剣に名前を探すと、5組の6番目に自分の名前があるのを見つける


「あ!えっ、と、、あー!!」


理佐の苗字は渡辺なので、下の方からみると最後から2番目に理沙の名前を見つける


「え!あった!?」


「うんうん!!理沙のも、!!」


「え!?てことはまた同じクラス!?」


顔を見合って手を取り合って、きゃー!と喜びを共有してすぐに教室へと向かう



「あー、、ほんとにと同じクラスになれて安心だべ〜」

「ほんとほんと〜、、他にも何人か同じクラスだった子いたけど、すごい確率で同じクラスになれたよね、」


「うんうん、!」


そんなことを話しながらクラスに向かっていると、自分のクラスのひとつ奥のクラスの廊下で、背の高いフワフワした髪の男の子が女の子たちに囲まれているのが見える


「及川くーん!次のバレーの試合いつ〜?」
「今度部活オフの日一緒に帰ろうよ〜!」


きゃっ、きゃっと女の子たちが楽しそうに話している

その中心にいる及川くんと呼ばれた男の子はニコニコしながら、みんなの相手をしている様子


「あ、バレー部のモテ男じゃん」


「理佐、知ってるの?」


「いや、超有名じゃん」


「有名なのは知ってるけど、、」


ちら、と自分の教室に入るのと同時にもう一度だけ見る


「ま、そういうのあんま興味なさそうだもんねは」


「んー、まあそうかも、!」


黒板に貼られた席の紙を、理沙と同時に見る




「さすがに席は遠いよね」


「そうだね、苗字はきとわだもんね」



そう言って、自分の席に荷物を置いた




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