第33章 歪んだ愛で抱かれる 後編 【三成】R18/ヤンデレ
「…やはり素直で感じやすい身体ですね…。そうやって貴女は一生私に愛されていればいい。望む快楽はすべて与えてあげるから…」
耳元で囁きながら、愉悦で下りてきた子宮を激しく揺さぶる。
名無しはがくがくと膝を震わせて、もう立っているのがやっとの様子だった。
その時、
「名無しー!」
二人の耳に入ったのは誰かが名無しを探す声。
「残念ですが、続きはまた後にしましょう。とりあえず今は達ってもらいます」
三成は律動を続けながら片手を前へ伸ばし、名無しの秘粒を何なく探り当てる。
痛みに転じないよう加減しながら指先で弄ってやると、すぐに彼女は全身をビクビクと震わせ始めた。
内側からの激しい快感と、敏感な器官への直接的な刺激を与えられ…
三成の思い通りに、簡単に絶頂へと追い込まれてしまった名無しは、意識を飛ばしたのかふらりと倒れこんだ。
三成は彼女を抱きとめながら座りこむ。
もうすぐ誰かに見つかるだろう。
淫らな行為の形跡を隠そうと、焦りながら着物や髪の乱れを直した。
辺りに立ちこめている艶めかしい香気は、夜の風で流れてくれるのだろうか。
ふっと一息つくと、三成は腕の中にいる最愛の人の顔を見つめながら、感慨にも似た満足感に浸る。
実は確認したかったことが二つあり、いずれも望ましい結果となった。
一つは媚薬の量について。
帰還の途中で水に混ぜて飲ませたが、今までよりもずっと少ない量にしてその効果を試した。
それでも十分すぎるほど彼女は乱れた。
監禁中に日々教えこんだ快楽が名無しを侵食していることの裏づけに思える。
今後は使わなくてもいいのかもしれない。
もう一つは、媚薬で高められた欲情は他の男にも向けられてしまうのか、ということ。
祝宴でたくさんの武将たちに囲まれていたが、彼女は健気にも三成だけを見つめ求めてくれた。
二つの事実を通じて、さらに彼女が愛おしく感じられる。