第33章 歪んだ愛で抱かれる 後編 【三成】R18/ヤンデレ
しばらく気を失っていた名無しは、
ちゅっ…ちゅっ…
首元や頬、瞼に落とされていく柔らかい感触で意識が浮上していった。
「ん…」
「気がつきましたか?名無し様」
まだ両手は縛られたまま褥に寝かされていて、隣には全裸の三成が座り名無しの顔や体に口づけを落としていた。
モヤのかかる思考では自分の置かれている状況をなかなか整理できないが、視界に入った三成のモノの様相にハッと身をこわばらせる。
あまりに雄々しく起ち上がるさまは彼の強い欲情そのもの。
あんなにも大きなモノが、これから自分の中に打ちこまれる…
そう悟った名無しは、恐れとともに下腹部が勝手にギュンッと疼いた。
本当は彼に堕とされたがってる
そしてそれを見抜いてほしい…
自覚すると混乱から逃げたくなったが、三成の両手がわきに差しこまれて軽々と体を起こされる。
足を伸ばして座った彼の上にそのまま向かい合って跨がらせられ、縛られた両手は彼の首にかけられた。
膝立ちになると、蜜口はちょうど反り立ったモノの真上にある。
その体勢に戸惑う間も与えられずに唇を奪われた。
口内を巧みに蹂躙されてぼうっとしてしまうと、いきなり蜜口に陰茎の先を当てられる。
「あっ!…いや…」
「嫌ですか?欲しいのでしょう、本当は」
胸の奥に隠そうとしても、淫らな期待はすべて彼に見抜かれてしまう。
嗜虐的な笑みを浮かべて無慈悲に言った三成は、名無しの腰を掴んでぐいっと押し下げた。
「うっ!!…やぁっ…」
熱い尖りを花びらの間に強引にねじこまれてしまえば名無しはもう抗えない。
あとは体重で勝手に沈みこんでいく。