第4章 そして仲間へ
なんか、動けない。
がっちり掴まれている。
額にはチクチク何かが刺さっている。
上を向くとそこには――
「……ん…起きたか。おはよ。」
そう言ってギュっと抱きしめられた。
半裸のタトゥーだらけのイケメン。
「ロー、おはよ。」
「体痛くないか?大丈夫か?」
そう言って腰をさすってくれた。
「今の所大丈夫だよ。」
そう言うとローは起き上がってパーカーを羽織った。
「俺の仲間が戻って来ているはずだ。紹介する。」
そう言っておいでと言われたからバスローブを着てローと一緒に部屋を出る。