第5章 喧嘩
私が笑ってるのを面白くなさそうに見た後
?「…萩と話してた内容聞いたら誰でも謝るだろうよ」
フンッと不貞腐れた表情は変わらないが
少し反省の色もみえる
そんな腫れ物みたいに扱って欲しいわけでもないのに…
「そりゃムカついたけど、
寧ろストレートに言ってきたし、裏でネチネチ言う奴らより愕然にマシだよ」
数時間前の私は確かに彼に苦手意識満載になっていたが
今はなんでもハッキリ言っちゃう子供みたいで
むしろ可愛いとさえ思う
私から許しが貰えたからか少し表情が柔らかくなって
数秒後考え込んだあと少し気まずそうに
?「警察官になるのってもしかして、
親父さんに会うためとかもあんの?」
口に人差し指立ててシーッとしながら
「きっかけは違うけど、
会えたらお母さんの事寂しい思いさせてなにしてんの!
ってビンタの1発でもやっちゃおうかな?」
彼が警察に対してどう思ってるかは分からないけど
降谷さんとの内容の感じだと好きでは無いんだろう…
そして子供っぽい彼に影響受けてか
イタズラを思いついたような笑みで言ってみた