第4章 初めての出会い
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部屋に一旦寄り食堂につく。
今日は何にしようかと考えながら、ハンバーグ定食を
貰い
奥の方にある空いているテーブルの端っこに腰をかけた
手を添えて小声で
「いただきます」
と呟くと
萩「あ、ちゃん!一緒に食べてもいい?」
と私の返事を待たずに私の隣に座る
そして、萩原くんの横に天パが、ふわふわとチラつく
彼もいるのか…と苦手だなぁと感じつつ
「どうぞ、」
とだけ言い、目線はまたハンバーグに移す
萩「ねぇ、これ皆に聞いてるんだけどさ!
どうして警察官になりたいって思ったの?」
ご飯をほうばりながら私にニコッと聞いてくる
この人も父との事が気になるんだろうなと思いつつ
嫌な聞き方してこない事にすごいなと思い少し微笑む
「んー。正義感強い人に助けられた事があって
その時警察沙汰になったんだけど、その時の対応してくれた婦警さんも優しくて
あー。私も守る側になりたいなって」
あえて降谷くんと諸伏くんの名前は出さず
軽く説明する。
萩「へー!素敵だね!」
ニコッと笑いながら相槌打つ萩原くんを見て
奥にいるふわふわと動く天パの彼を見てさっきの事を思い出す