第2章 夢
降谷side
今日は景と2人で出掛けていた
そろそろ帰るかーなんて話しながら駅に向かって
歩いていると
遠くの方に見覚えのある女性と見知らぬ男性
景「あのカップル喧嘩中かな…?」
おもいっきりホテル街方面に行こうとしている男性
どこかで見覚えのある女性は俯いたまま引き摺られるように歩いている…
降「あれは…
…!!」
何気なく見ただけだったが
一瞬綺麗に気飾れている振袖が片方破れており
そこから濃い赤色が点々としている
隣を見れば景も気付いたように恐怖に震えている
…過去を思い出して震えているのを見て見ぬふりしながら
降「景!そこを曲がったところに交番ある!頼む!」
とりあえずどこかで見たことある女性っというだけだが
ただ事じゃないのを見過ごせるほど
俺の正義感は中途半端には出来ていない…