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花虎の尾/[DC]松田陣平

第2章 夢



そこで2人とは

同い年であること、


褐色の降谷くんは名前は零といい、
同じ東都大学であった事が分かった。


景と呼ばれていた男性は諸伏景光といい
いわゆる幼なじみみたいなものだと教えてくれた


私も自分の名前を伝え
一応連絡先を交換し、家の前で解散した。



ーーー


家族に事の顛末を説明し
母は特に泣きながら、迎えも行くと言えば良かったと
後悔しながら警察まで付き添ってくれた


警察では優しく対応して下さり


最終的に私に刃物を向けてきて手首に傷をつけたこと
ストーカー紛いな事もしていたようで
10年くらいは外に出て来れないと教えてくれた…


もし出てきても接近禁止命令が出されている為
目の前にもう現れることは無いだろうと対応してくれた




この時優しくしてくれた婦警さん
助けてくれた降谷くん達を思い出し


私も…



「お母さん…」




母「ん?なぁに?」








「私、周りを助けられる警察官になる」

一瞬悲しそうな顔をしたのち

母「やっぱり血は繋がっているものね…」
私の奥に誰かを感じ取った母は頑張れとだけ言ってくれた…




多分それは殆ど覚えていない
仕事人間である父の姿だろう…。

寂しい思いをし仕事人間だった父と上手くいかず
母は私を連れて離婚した。
そんな父と同じ職業を目指すなんて想像もしていなかったが…、


自然と警察官になりたいという気持ちは抑えることは出来なかった…。

そして警察官になったら…。






父に会えるのだろうか…。
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