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花虎の尾/[DC]松田陣平

第2章 夢





ギリギリと掴まれている手首を
背後から制止する見知らぬ手が出てきてゆっくり
振り向く



彼「貴方に関係ないでしょう?
これは僕と彼女の問題なんです…。
ちょっと照れて入るの渋っているだけなんです。」


制止されても尚ホテルに向かおうとする彼をみて
今しか抜け出すタイミングがないと思えば思うほど
恐怖で涙が溢れてきた



?「そうは見えないから声をかけさせて頂いたんですけど?」


制止する手をより強められたのか
彼は痛っと私を掴んでいた手を離す…。

助けてくれた人は褐色で金髪…。
すごく綺麗な金髪だから地毛だろうか…

大丈夫ですか?と優しい声で私を背後にやり彼と距離が離れた


彼「あ、分かった…。
…浮気してるんだろ…??
こいつと…、なぁ…。」

距離が離れて私が助けてくれた褐色の彼に縋ると
おもむろに包丁取り出しより正気の沙汰では無かった…


?「刃物とは関心しませんねぇ…」

刃物に対して素手で対抗しようとポージングを取り出した
のに対し逃げないのかと思わず裾をひっぱる

「あ、あ…危ない…」

そう絞り出すように震えた小さな声は
褐色の彼には届いたようで


?「大丈夫ですよ…。これでも警察を目指している身なので…。人並みより武術は心得てます」

刃物には目線を逸らさずただ、声は私の方に向けて優しく発してくれた事に
初対面ながら少し安堵を覚える…



彼「な、なぁ、、、…そいつ誰だよ…
どこのどいつだよぉ…」

今にもかかってきそうな勢いでジリジリと滲み寄る
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