第2章 夢
結局彼には卒業式で告白された…。
卒業式が終わり帰ろうとしたタイミングで呼び止められ
彼「がそんなふうに見てないのは知ってるけど、
友達っぽい付き合い方でもいいから…、
卒業しても俺を隣に置いてくれ」
泣きそうな顔で真っ直ぐ見つめられ、目が外したくても
外せなかった…。
彼が私に対して思っていたなんて
予期していなかった…
告白なんて受けたこと無かったし、
すっごく嬉しいけど…、
「ごめん。友達としか…見れ…ないと思う…
…男の子として…は…ごめん。」
友達っぽい付き合い方なんて分かんないし
初めての彼氏はちゃんと、好きになった人が良かったし、
ちゃんと好きになってくれる人を彼女にした方が良いと思ったから…
私なりの…
誠心誠意の対応だった…
彼「…っ。」
私の申し訳なさそうな…泣きそうな…顔を見て
彼は走り出し進学先も違うかった私たちは
これ以降再開することはなかった…。
高校卒業式で
初めて友達を1人失った瞬間だった