第10章 辻ゆるの決断
正直、私もラービットやハイレインとの戦いでトリオンも少ししか残っていない。
でも、やるしかないのだ。
ハイレインは逃げる修の元へ向かっていく。
どうやら意地でも止める気らしい。
私はハイレインの元へ向かう。
『アステロイド!!』
ハイレインにダメージを負わせる。
しかし、まだダメージが足りない。
『バイパー!ハウンド!』
この2発、そしてトラップとして仕掛けておいた消弾も命中。
すると次の瞬間、ミラの小窓が修を貫いた。
『修…!』
叫ぶ私にもミラの小窓が刺さる。
『……くっ!』
修がレプリカを遠征艇に向かって投げようとした。
それを援護するように陽介の指示でC級が援護射撃をする。
そして、秀次の風刃がハイレインを切り裂き、本命の遊真の射撃が放たれた。
「あああぁぁぁっ!!」
そして、修はレプリカを振りかぶると遠征艇に向かって投げる。
修はそのまま力尽きその場へと倒れ込む。
そこへハイレインが近寄っていく。